2017年1月に、酒井代表編著監修の新刊書籍『クローズアップ保険税務―生命保険編―』が発売されました。
税理士業務と生命保険業務は非常に密接な関係にあり、税理士はじめ租税専門家は保険税務に精通している必要がありましょう。
しかしながら、生命保険の取扱いや税務上の処理に関しては、法人税法はじめ各種税法において明確な定めが置かれていないケースがほとんどです。
そのため、実務では、がん保険通達など多くの税務通達に依拠した処理がなされている場面が多々あると思われるところ、法律ではない通達に、なんら疑問を抱くことなく全面的に依拠することが適切といえるでしょうか。通達の改正一つで処理が変わり得る保険税務領域だからこそ、単なる通達の確認のみならず、法解釈の観点から保険税務を見つめなおす必要があるのではないでしょうか。保険税務上の処理を整理した書籍は多々ありますが、本書は、法解釈に重きを置き、実務と理論の接点、そして問題点を抽出しています。
本書は5部構成となっており、第1部において生命保険そのものの基本的理解を深め、第2部で生命保険税務の基本を確認しています。それら基礎を踏まえた上で、第3部においてはQ&A方式により、保険料の支払や、保険金の受領時等に問題となる論点を実務家の視点から検証しています。第4部は理論編とし、保険税務と通達の関係等を理論的側面から検討しています。そして、第5部では、保険税務に関する重要裁判例・裁決事例を取り上げ、実際の訴訟を確認しています。
なお、本書は、酒井代表が主催する「保険税務研究会」による研究成果となっており、理論編を酒井代表、第3部の一部をファルクラム研究会員の芹澤光春氏、第2部をファルクラム上席主任研究員の臼倉真純が担当執筆しております。
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