●酒井克彦著『スタートアップ租税法〔第4版〕租税法学習の道しるべ』(財経詳報社2021)

 

酒井克彦教授の『スタートアップ租税法』の第4版が発売されました。

平成27年発刊の第3版以降、6年ぶりの改訂です。この6年の間の社会の変化に対応すべく、租税法は大きな変化を遂げています。例えば、所得税法は基礎控除やひとり親控除など人的控除の大幅な改正が続き、法人税法は通則的規定たる22条の2の創設、消費税法は税率引上げと軽減税率の導入などを経ています。また、およそ40年ぶりにもなる民法(相続法)の改正によって、相続税法も超高齢化社会への対応を模索し続けている真っ只中にあるといってよいでしょう。

第4版では、そうした近年の改正を網羅し、また、注目すべき重要裁判例も盛り込みました。租税法の全体像を俯瞰しながら学習することができるよう、第1章:租税の仕組み(基礎的理解等)、第2章:租税法の体系(個別税法等)、第3章:租税法の基礎(租税法律主義、解釈論等)、第4章:租税行政法(行政システム、納税環境等)の4章立てで構成された1冊です。

租税法を学ぶ大学院生や大学生、受験生はもちろんのこと、近時の租税法の動向を網羅的に抑えたい実務家の皆さまなどにも有益な一冊です。

 

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一般:2,400円+税

会員:税込2,000円

2021年7月13日