第3回 プレップ・ファルクラム

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2017年9月12日(火)、第3回プレップ・ファルクラムが開催されました。

今回からは各論となり、所得税法における「配偶者」の意義について、上席主任研究員の臼倉真純より解説がなされました。

所得税法上定義がないもの、条文上その意味内容が明確とはいえないものについては、民法等他の法領域からの借用概念として検討する必要があります。

このような場合、民法上にはっきりとした定義づけがなされていれば、租税法もその定義によることができるところ、民法にも定義が用意されていない場合にはどのように解釈を進めるべきでしょうか。

今回は、事実婚、いわゆる内縁の妻について配偶者控除が認められるか否かを検討したのち、一夫多妻制の外国人が我が国の配偶者控除を受けることが文理上可能かどうかについても説明がなされました。