第50回租税法研究会

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平成28年7月9日(土)に、第50回租税法研究会が開催されました。

平成22年5月15日から始まりましたファルクラム租税法研究会も、おかげさまで第50回を迎えることができました。これもひとえに、会員の皆様のお力添えのおかげと、深く感謝しております。

記念すべき第50回は、普段のファルクラムとはやや異なり、第1部で酒井代表の記念講演「税務調査の法律問題―無予告調査への対応―」を行い、第2部では重要租税判例の検討及び解説としていわゆるエス・ブイ・シー事件を取り上げました。

第1部では、実務家の皆様にとって非常に関心の深いものと思われます「無予告調査」について法律的な視点から解説がなされました。また第50回の節目として、「無予告調査」ならぬ「無予告テスト」を実施させていただきました。「無予告テスト」を行う旨を発表した際には、出席者の皆様からどよめきが起きましたが、限られた時間にもかかわらずご協力いただきどうもありがとうございました。

模範解答や名解答につきましては、研究会後に行われました、租税法研究会第50回記念パーティにおきまして発表と表彰をさせていただきました。

また、第2部では、法人税法におけるとても重要な裁判例として、脱税協力金の損金算入が否定された事例であるいわゆるエス・ブイ・シー事件を取り上げました。かかる事例は、今までのファルクラムでもポイントごとに触れる機会は多々ありましたが、改めて同事件にスポットをあて、深く考察する契機となったものと思われます。

なお、多くの研究会員の皆様のみならず、今回もお試し参加の方にご参加いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。